ピシェット先生の道場では、毎日なにが起こるかわかりません。
なぜならば、ピシェットの道場は学校というかたちでスタートしたわけではないからです。
ピシェット噂を聞きつけた、人が、一人、二人と徐々に彼の家のドアを叩いたことから、
今の道場が続けて存在しています。

ですから、ピシェットの道場では、順番に1,2,3とテクニックだけを教えてもらえる
場所ではありません。

なぜならば、世界中の各地から訪れる生徒達の心、身体の状態もまちまちで、
マッサージの経験もそれぞれです。何年も通いつづけている人もいれば、はじめて
マッサージをする人もいます。

その中で、みんな同じように 1,2,3とやっていく事のほうが難しいことのように
思われます。ですから、ピシェットの考え方や技術を学ぼうとするならば、何年もかけて、
その時その時、自分にもたらされる課題をこなしていくことにより、成長していく事が可能に
なることのように思います。

しかし、ここ日本において、お伝えすることを考えたとき、少しでも早く、ピシェット先生の
考え方や技術を身につけていただきたいと考えます。

なぜならば、
今、日本では、癒し癒しという言葉の影に「セラピスト使い捨て時代」が到来しているからです!

自分のペースでマッサージを続けていかれている方ならともかく、
スパやサロンといった場所でマッサージを続けていく中で、
「身体を痛めた、こころを痛めた」
という話をよく聞いています。

素晴らしいはずのタイマッサージがともすると、
苦しいものになりかねないという危機感を持っています。

2500年前から始まったといわれるこの手技は、今日までタイの民衆において引き継がれ、
欧米を始め、日本にも伝わってきているのです。これまでタイマッサージを引き継いで
こられた、先人達に敬意と感謝の念を持ったときに、タイマッサージをしていたことで、
「身体を壊した!、怪我をした!怪我をさせてしまった!」
シバゴ(タイマッサージに創始者)はこんな現状を望んでいるのでしょうか?

以上のようなことから、日本においてはピシェットの教えを、いくつかのポイントに絞込み、
しっかりとベースとなる身体の使い方、考え方をお伝えします。

まず自分が伝えていきたいことの一つとして、正しいポジションの取り方、重心の置き方、
というものがあります。それには、受け手のSen(エネルギーライン)の正確な位置を捉える
必要があります。

それがわかったときに、それに対しどこに自分のポジションを置くかということがおのずと
見えてきます。

このベーシックスタイルにおいては、フロントポジション、バックポジション、サイドポジション、
インバーターポジション、スィティングポジション、受け手のポジションを変えた中で、どのように
Sen(エネルギーライン)にアプローチし、できるだけ自分の力を使わずに、体重を使い、効率的な
ポジション移動ができるかを日ごとにおっていきます。

参加される方々、それぞれの身体の状況においても、できること、できないことが出てきます。
基本的なピシェット先生のマッサージの動きを、お伝えしながら、参加者それぞれにあったマッサージを
一緒に模索していきます。

すべての人が、皆、同じようにマッサージができるはずがないのです。

マッサージ師としてテクニック以上に重要とされる、考え方や精神性等を
タイ仏教(初期仏教)、東洋医学、アーユルヴェーダの考え方にも触れながら
コースをすすめていきます。

Daily Schedule
10:00 −瞑想、お祈り、ウォームアップ体操
−(2日目以降、前回の復習)
−その日のプログラムのデモンストレーション、解説、
−練習
13:00 −LUNCH (質疑応答)
14:00 −デモンストレーション
−練習
−お祈り
17:00 終了
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